我が家の娘さん、すくすく育って9ヵ月
なんでも口に入れたいお年頃の時の話です。
我が家には小学1年になる息子がいるのですが、レゴやスーパーボールや小さな人形など、小さな玩具が常にあっちこっちに散らばっています。
長男が赤ちゃんの時は大人だけなので、徹底的に床に落ちている小さなものは排除していたのですが、今回はそうはいかず。
いつか何かやらかす…
という、嫌な予感にも似た覚悟が最初からありました。
そしてその瞬間は案の定というか
突然やってきました。
「ケホッ、ケホッ」
何かむせるような声。
娘の保育園準備のために、服に名付けをしていた私の横で、
娘が小さくえづいたのが見えました。
『何か口に入れた!』
口からヨダレが出ていて、奥に入っていることが予想出来ました。
慌てて娘を仰向けにして、口の中をチェック
白い紙のようなものが見えて、瞬時に防水のお名前シールだと気づきました。
(後々後悔しましたが、この対応は間違いです。仰向けにして口の中を覗くと、固形の物なら喉の奥に入って行ってしまいます。注意!)
指を突っ込んで出そうとしたり、背中をたたいたり、逆さまにしたり、あらゆる方法を試しましたが、やればやるほど娘はギャン泣き。
そりゃそうですよね、突然ママに強く叩かれたり逆さまにされたりしたら、わけわからなくて泣きますよね…
そのまま喉の奥の方に入ってしまい、オエッと目を白黒させ始めました。
この時ottoは入院中で不在。
お風呂も済ませた、19時過ぎ。
世間はコロナで外出自粛ムード
夜間病院に行くにも、喉詰まらせてる子供連れて、私の運転で行く余裕はあるのか…?
焦りでグルグル悩みながらも
ギャンギャン泣く子供を抱っこしながらスマホで検索するけど
気が動転して何を調べていいかも分からず。
緊急連絡先は、何かが起こってから調べるのでは遅いんだと後悔した瞬間でした。
※今この瞬間、子供を抱っこしながら緊急連絡先を探してるお母さん!お父さん!
↓↓↓目次のリンクから読みたい所へジャンプ出来ます。
電話番号をクリックすればすぐダイヤル出来る様にしましたので、どうぞ読み飛ばして下さい!
緊急連絡先一覧
どこに相談していいか分からない時は、とりあえずここにかけて下さい。
子ども医療電話相談 #8000
休日・夜間に子どもの症状でどうしたらいいか迷ったら、看護師さんに相談できる電話窓口です。
#8000をダイヤルすると、自動的に住んでる地区の相談窓口に転送されるようになっています(IP電話、ひかり電話、PHSからは利用不可)
北海道では平日・土日祝日ともに19時~翌朝8時までしか繋がりません。
転送先は011-232-1599(北海道小児救急電話相談)
頭をぶつけた、嘔吐けいれん、熱でぐったりしているなど、対処に困ったときに小児科の看護師さんが処置の方法を教えてくれます。
ここで重要なのが、この電話は一般的な対処法をアドバイスしてくれるものであって、治療や診断は出来ないという事。
明らかに重症や意識不明、一刻を争う場合は119番通報して下さい。
もしくは
まず私が最初にかけたのはこの番号でした。
何かあった時のためにと控えていた、唯一の番号だったからです。
しかし、結果的には全く使えませんでした。
何度かけても通話中だったからです。
この瞬間、他の誰かも緊急で医療相談をしているのだと思うと、通話中なのは仕方ないとは思います。我が子だけ見てくれなんて言えません。
でも苦しそうな我が子を必死であやしながら、携帯を片手に何度もリダイヤルして、今か今かと繋がるのを待つ身になると
一か所繋がらなければ他の窓口に再転送されるなど、何らかの方法は無いのかとイライラしてしまったのも事実
そもそも北海道全域で、転送先が1回線って!
コロナでみんな思うように病院に行けず、患者を診る病院自体もパンクしていた時期だったのもあったかもしれませんが
#8000の繋がらなさには心底ガッカリしました。
救急安心センターさっぽろ #7119
#8000は子供専用の相談でしたが、大人も使える相談窓口がこちら。
365日、昼夜関係なくかけられるので、こちらも合わせて覚えておくと安心です。
急なケガや病気で、病院に行った方がいいか、救急車を利用した方がいいか、判断に困ったときに看護師さんが対応してくれます。
緊急性が高いと判断した場合はそのまま119番に転送してくれる場合もあります。
緊急用のダイアルなので、急病の方を待たせないように、持病や薬の飲み方などの一般的な相談や問い合わせはお断りとなっています。
また明らかに急を要すると感じた場合は、直接119番にかけてください。
(サービス対応地域は札幌市、石狩市、新篠津村、栗山町、島牧村、当別町、南幌町)
救急医療情報案内(救急当番)
夜間や祝日の当番病院って、どうやって調べてます?
家や、住み慣れた土地にいるなら病院に覚えがあっても
出かけた先で、急に病院に行くことになったとき、馴染みのない土地でやってる病院を調べるのは大変ですよね。
そもそも症状に対して、何科にかかるべきか、判断できないときもあります。
そんな時は011-221-8699(救急当番医療情報システム)
電話が繋がるとまず、住んでる地域と、症状を確認されます。
そこから、今行ける病院を探してくれます。
どこの病院にかかるべきか、何時からやってるのか、病院を調べたいときは手っ取り早いので、覚えておくと便利です。
何度か利用していますが、繋がらなかったことはありません。
011-221-8699(救急当番医療情報システム)
#8000が繋がらなかったので、次に私がかけたのがこちらの電話。
対応してくれた方はとっても丁寧にお話を聞いてくれて、いくつかの夜間やってる小児科を教えてくれました。
そのうち2ヶ所は以前、息子の時にお世話になった事がある小児科でした。
あとは夜間救急の病院が2ヶ所。
急いで片っ端からかけてみました。
…が、答えはどこも同じ。
「診察することは出来ますが、誤飲の場合に取り出す器具がうちには無いので、来てもらっても処置できない場合もあります。」
そして、別の夜間小児科や医療情報案内の電話番号を紹介される。
その繰り返し。
そこから紹介されて、ここに電話したんですけど!!?
誤飲は耳鼻咽喉科の管轄なので、夜やってる耳鼻科が近くにあれば良かったんですけどね。
札幌市中央区近郊に住んでる方は、夜間救急医療センターに行けば心配ありません。
そこには小児科も耳鼻科も入ってるので、1箇所で全てを見てもらえます。
ただこの時はコロナ禍真っ只中…
夜間救急医療センターにも問い合わせましたがとても混み合ってる様子。
そして私が住んでいるのは北広島。
夜道で昼ほど混んでないとはいえ、私1人で1時間運転して街中まで行くのは無理です。
苦しんでパニックで大泣きしてる赤子と、不安でなぜか一緒に大泣きしてる長男2人乗せて、冷静に運転なんて出来ると思います?
そもそも、苦しんで暴れる赤子を1時間チャイルドシートに縛り付けて走る事自体無謀です
夜間救急医療センターに行けば解決すると分かっていても、それを選択する事が当時の私には出来ませんでした。
ネットで調べる救急検索サイト
携帯を触る余裕がある状況なら、こちらも覚えておくと便利です。
今日の救急当番病院(札幌)
メディカルサーチネットというサイトで、毎日今日の当番病院を紹介してくれています。
夜間やってる耳鼻科、歯科、眼科、産婦人科、小児科など紹介してくれています。
救急医療情報案内にかけても教えてくれますが、電話するほどでもない場合や、自分で検索する余裕がある場合は、こちらでサラッと確認するのが手軽です。
このサイト、歯医者や皮膚科、産婦人科など色んな病院が登録されています。
札幌版なので私の住む北広島の病院は載ってませんでしたが、病院名や診療科目、区でも検索できるので、病院を探したり、診療時間を調べるのにも便利です。
お母さんのための救急&予防サイト こどもの救急
厚生労働省研究班 公益社団法人日本小児学会監修の医療サイトです。
生後1か月~6歳までの子供を対象としていて、気になる症状をクリックするとチェックリストが出てきます。
子供の症状に沿ってチェックして、結果を見るボタンを押すと
救急車を呼ぶべきか車で行くべきか、様子を見るべきかを判断してくれます。
症状の細かいチェックポイントも教えてくれます。
更に救急車の呼び方、伝え方、病院に行くのに準備する物まで書いてくれていて、本当に至れり尽くせり!素敵すぎる!
普段から予備知識として読んでおきたいサイトです。
あちこち電話でたらい回しにされながら、検索したり、電話をかけ続ける事1時間。
その間ゲホゲホしながらギャン泣きしていた娘さんは
泣き疲れたのか、おっぱいを飲みながら寝てしまいました。
電話で問い合わせた先の看護婦さんに現在の様子を説明すると
「気管に異物が入ると大人でもゲホゲホして、寝るどころではないでしょ。おっぱい飲んで寝れたってことは、引っかかってむせてたのが飲み込めたのかも」
とのこと。
祈る気持ちで数日様子を見ていると、シールが消化されずそのままの形で、便に交じって出てきました。
今回はシールだったので飲み込めましたが、もっと大きなものだったら…喉に傷がついていたら…と思うと今でもゾッとします。
そして飲み込んだものによっては、あちこち問い合わせている1時間の間に死んでたんじゃとさえ思います。
冷静になってから、以前小児科で見かけた注意書きを思い出しました。
スーパーボールを飲み込んだ子供が夜間小児科に連れてこられ、処置できず窒息して亡くなったというショッキングなお話です。
そこにも、小児科には喉に詰まった物を取り出す機材が無いので、危ないと思ったら小児科ではなく、すぐに救急車を呼ぶようにと書かれていました。
上にたくさん問い合わせ先を書きましたが
咄嗟の判断を求められる状況で、ヤバいと思ったら迷わず救急車を呼んでくださいね。
緊急連絡先は私自身の備忘録として書きましたが
同じように困ってる誰かの役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。